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感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

2008-02-02 Sat 21:46
「ラッキー・ユー」感想

●ラッキー・ユー/Lucky You(原題)
●'07/USA・Australia/124 min
●監督:カーティス・ハンソン
●キャスト:エリック・バナ/ドリュー・バリモア
●映像・音楽:★★★
●ストーリー:★★★
●総評価:★★★


この映画の魅力は一言、ポーカーシーンの迫力が凄い!!!に尽きる。
というか、それ以外は特に見所がない(笑)
この映画を知ったのは何かの本。
カジノ関連の本であることは間違いないけど、それが「カッシーノ!」(浅田次郎著)だったか「ギャンブルの経済学」(佐藤仁著)だったか「日本カジノ戦略」(中條辰也著)だったか「フェイク」(五十嵐貴久著)だったかは覚えてない。(少なくともドストエフスキーの「賭博者」でないことだけは確か・笑)
その後書きであの「レインマン」とこの映画を挙げられていて、ポーカー(TH)のシーンがとても秀逸だとあった。(「レインマン」は言わずもがな大好きなブラックジャックのシーンが見所
劇場公開があったことは聞きもしなかったので、もしかするとビデオスルーだったのかも??
しかしビデオスルーだったとして、その理由はよーっく分かるけど(・∀・)

そもそも先進国で唯一カジノを禁じている日本。
それは刑法でバッチリ賭博が禁じられているのだから、当然だ。
パチンコとかいうどっからどう見てもギャンブルでしかない代物を公然と全国各地で運営しておきながら(*しかも欧米のカジノに比べて遙かに控除率(テラ銭の割合)が高い)、頑なにカジノを認めようとしないのは一体どういう理論かと言いたくなるが。
そんな国でポーカー・・・しかもテキサスホールデムというドロウポーカーに比べていまいち馴染みの薄いゲームをただ取り扱っただけの映画を劇場公開にまでするのは、ハイリスクだろう。
そこに愛とか冒険とか、そういったスパイスもロクに入っていないんだし(´д`)
多少バナとバリモアの恋愛要素は入っているけど、どう見ても彼女は彼の「勝利の女神」的に描かれているとしか思えない。
親子愛といっても、ポーカーに取り憑かれた「親子の遺伝って仕方ないね」的な描写だし(笑)
つまりこの映画、要はポーカーの魅力とポーカーに興じる人間のドラマだけを描くに徹した、ある意味硬派なドラマなのです。
ゆえに、冒頭に書いたようにポーカーシーンは迫力!!!!
実際のポーカー大会の話を元にし、実際のギャンブラーが多数出演して出来上がったモノなのだから、そのゲームが嘘くさくなく迫力あるものになるのは当然かもしれない。
ツーペアでも勝ちに行ける勝負の中、ストレートフラッシュを決められた日にゃもう腰が砕けるってモノ(・∀・)
それからラスヴェガスの景色・カンジの内装が夢のようにゴージャスでグラマラス(*´Д`*)!!!
いやあ、素晴らしい!!!!
映像の★3つは全てこの内装のゴージャス&リアルさと、ヴェガスの素晴らしい夜景に捧ぐ。

ギャンブル・・・ポーカーが好きな人は必見。
興味のない人は観るだけ無駄。
そういう潔い映画。
ただこの映画を見て、あんまり好きでもなかったTHがやたらと面白く思えるようになりました(笑)
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2008-02-02 Sat 18:50
「シルク」感想

●シルク/Silk(原題)
●'07/R/Canada・France・Italy・UK・Japan/112 min
●監督:フランソワ・ジラール
●キャスト:マイケル・ピット/キーラ・ナイトレイ/芦名星/役所広司/中谷美紀
●映像・音楽:★★★☆
●ストーリー:★★
●総評価:★★☆


公開初日(1月19日)に一人で喜び勇んで観に行ったのだけど・・・うーん(苦笑)
そもそも内容には興味がなく、キーラ見たさに行ったようなもんだったから仕方ないのか。
そう、この映画のキーラはあまり魅力的でない。
もちろん美しさは圧倒的だし、控えめな女性役というのも、彼女らしからぬ役所で面白かった。
なのにあまり魅力的に感じなかったのは、やはり映画の撮り方のせいだろう。
この映画で最も魅力的に描かれなければならないのは、キーラ扮するエレーヌではなく、遙か東の異国の地・日本で出逢うThe Girl(芦名星)。
この少女が神秘的で魅力的でなければ、そもそも映画が成り立たない。
そういう意味で、この映画は成功しているんだろうけど。(撮り方的に。)

フランスの青年エルヴェ(マイケル・ピット)は、美しく控えめなエレーヌ(キーラ)に惹かれ、二人は結婚する。しかしすぐにエルヴェは遠い異国の地・日本へと旅立つことに。
それは街の命綱である製糸業を支える絹の健康な卵を手に入れるため、バルダビューという友人で街の名士から、彼が命じられた使命だった。
子供を望むエレーヌに後ろ髪を引かれつつも、日本へ旅立ったエルヴェ。
そして彼は出逢う。
絹のように美しい肌と漆黒の髪を持つ神秘的な少女に。
先に言ったように、この少女がこの映画の要。
彼女が神秘的でなければダメだし、美しくなければストーリーが成り立たない。
芦名星は、その重要な点をばっちりクリアしてたと思います(´∀`)
取り囲む木々岩岩には雪化粧が施され、白い湯煙の立つ露天の温泉に腰まで浸かる少女の背中――。
黒い髪が左の方から胸へと流れ、露わになったその後ろ姿には思わずゾクッ。
うーん、何て美しい風景だろう。

そう、この映画の一番の魅力は、フランスの美しい庭園と日本の景色の素晴らしさ=映像美なのです。
フランスが陽だとしたら、日本は影。
明るい緑の木々とカラッとした太陽の光。エレーヌが愛したフランスの庭園を彩るのはビビッドなカラー。
対して、エルヴェが恋い焦がれた日本の景色と少女は、色のない木々と降りしきる雪のモノクロ。
日常生活でも、現実はいつもカラーで思い出はモノクロ。
もし監督がそれを意識してフランスと日本をカラーとモノクロで描いたのなら、それは感心しちゃうなあ。
結局、エルヴェが恋い焦がれていたのは現実でない、”思い出”でしかなく、彼を想ってくれていたのは”現実”だった。
日本の村に降りしきる雪と同じように淡々と進むストーリーだけど、最後の最後のオチはなかなか。
意地悪な言い方をすれば、やっぱ男ってバカだな(・∀・)なんだけど(w
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