感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2006-04-24 Mon 00:33
「海軍士官候補生 ホーンブロワー・シリーズ」

海軍士官候補生 ホーンブロワー・シリーズ<1>
●セシル・スコット・フォレスター/高橋泰邦訳
●出版日:1973.2.28(1950)
●出版社:ハヤカワ文庫NV
●評価:★★★★☆


う~~~ん、面白い!!!!!(゚∀゚)ノ
何という読み応え!!久々に出会った骨太小説に、思わず時間を忘れて読みふけってしまいました!!
海洋冒険小説はどちらかと言えば苦手ジャンル(*食わず嫌いともいう(・∀・))。
にも関わらず夜遅くまで読みふけってしまい、すでに3巻へ突入してしまうくらいの引き込まれっぷり。
ヨアンの「ホーンブロワー 海の勇者」のDVD-BOXを買えない代替品として読み始めたんだけど・・・とんでもない!!!(((;゚Д゚)))さすが有名なだけはある!!!
もちろんドラマの方も観たいけど、こりゃあシリーズ全部読むまで我慢できそう。ホントに面白いです。

シリーズとしては<1>だけど、実はあまりの人気に、作者がホーンブロワー提督の士官候補生だった頃を後に書いたもので、6番目の作品になるらしい。
そんなことはつゆ知らず、シリーズの並び順に読んでしまった阿呆な私(・∀・)
まあでも、この方がホーンブロワーの成長っぷりを順に追えて良い気がする(笑)
さて本作。
短編集ということだけど、一応は時系列に並んでいるらしく、第一話「勝ち目五分」(The Even Chance)でホーンブロワー候補生が荒波の中ジャスティニアン号にやってくるところから描かれてます。
船の構造や海軍の階級制度、歴史的時代背景など、歴史嫌いな私には難解な語句が容赦なく飛び交う。
けれど決して嫌にはならない。
それどころか、海や船の細やかな描写には力があり、拙いながら情景が頭に浮かぶ。
何より魅力的なのが、ホーンブロワーの心理描写!!!
内気で自虐的、しかし非常に機知に富み野心家で情に厚いホレイショ・ホーンブロワーという男の心理が、ものすごくリアルで丁寧に描かれてるんです。
最初に「すげえ!」と思ったのが、第一話でシンプソンの虐め(というか拷問)に耐えかね死を望むようになったホーンブロワーが、いざ死の確率が五分の状況になった時に思うこと、

「肉体は冷たくなって自分は死に、そして、とても信じがたいことだが、
 世界は自分がいなくても存在し続けるのだ。
 その思いが意志に反して全身に身震いを走らせた。」


ここにびっくりした。だって私も、自分が死んだ後も世界が動き続けることが怖くて仕方なくて、一人泣いたり震えたりしていた時期があったから。
こんなこと思う人、いないかと思ってたよ(苦笑)

個人的にはこの「勝ち目五分」と「公爵夫人と悪魔」が格段に面白いと感じました(゚∀゚)ノ
後者では、自由を目前にしながらも捕虜宣誓を守り通そうとしたホーンブロワーと、そんな彼を、彼の「勇気と自己犠牲」のもと捕虜から解放したスペイン軍に心底震えたね☆

本作ではホーンブロワーがまだ候補生、海尉心得ゆえ彼の天才的な機知を疲労する場面は少ないし、ウィリアム・ブッシュもまだ登場しない。
それでも十二分に読み応えがあったし面白かったです。ちょうオススメ(゚∀゚)ノ
そうそう、読む前にヨアン・グリフィズのホレイショ・ホーンブロワーのヴィジュアルを頭に入れておくと、数百倍は楽しめること請け合いですぜ(笑)
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