感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2006-05-03 Wed 14:35
「トルコ沖の砲煙 ホーンブロワー・シリーズ」

トルコ沖の砲煙 ホーンブロワー・シリーズ<4>
●セシル・スコット・フォレスター/高橋康邦訳
●出版日:1974.6.30(1953)
●出版社:ハヤカワ文庫NV
●評価:★★★★


前作で、初めて持った自分の艦ホットスパー号を降りたホーンブロワー。
なぜならホットスパー号は小型スループ艦。勅任艦長になった彼が乗るには小さきに過ぎるから。

発表順でいえば<2>の後、8作目に当たるのがこれ。
さて本作は、そんなホーンブロワー艦長が彼の新しい彼女――アトロポス号に会うために、爽快な運河船の旅を楽しんでいるところから始まる。
マリアと小ホレイショを連れ、陸の上の生活をすっかり楽しむ姿にまずにんまり(笑)
ホレイショは艦の上ではあまりにも自分に厳しく楽しむことを許さない感じがして痛々しいから、こうして陸で心から楽しむ彼の姿を見れるのはファンとしてそれだけで嬉しい。
毎度海の上・艦の上から始まる(*陸から始まってもすぐ海に行く)のに、今回はどうも陸の上にいる期間が長く、アトロポスに会うまでも長い。
うーん、どうやら今までとは一味違った任務が、彼を待ち受けていそうだと感じれますな(´人`)
さてその予感は当たり、ホーンブロワーがアトロポス号に乗って最初に与えられた任務が、何とネルソン卿の水上葬列を執り行うこと!!!
純粋な海洋冒険とは違うものの、その責任ははなはだ重大。
いつもながら、テンパりつつもそれをひた隠しにするホレイショを心で応援しながら、何とか成功した水上葬列に思わずほっと一息吐いてしまうのも、このシリーズの面白さでしょう。
陸上で小ホレイショと戯れる珍しいパパホレイショの姿も随所にあって、何だかすごくホレイショが可愛く思えてしまいましたvv

とは言え、期待しちゃうのはホットスパー号のように海上に出て、フランス軍艦を拿捕したり奇襲をかけたり、そういった暴れ回るホーンブロワーの姿。
続く任務では、海底に眠る25万ポンドの財宝を、トルコにバレないようにサルベージすること。
前作のように派手なドンパチはないけど、いかに相手の裏をかくかの心理戦にゾクゾクさせられた。
あれだけ頭の切れるホーンブロワーも裏を掻かれることがあるのだなと思うと何だか微笑んでしまうし、例え裏を掻かれても、真っ向表勝負でそれを乗り切る姿が実に爽快(゚∀゚)ノ

今回面白かったのが、乗組員たち。
まず副長がブッシュではなく使えないジョーンズという男だったし、士官候補生として皇子様がご乗船(笑)その皇子様のお付きがまた無駄に気位ばかり高い軍医で、ホーンブロワーを苛立たせてばかり。
優秀で慣れ親しんだホットスパー号の乗組員と違い、まず使えない乗組員達の指導に当たらなければならなかったあたりが、当時の軍艦のリアルなんだなあと勉強になった。
次はブッシュを副長に呼び戻しなさい、ホレイショ(笑)

最後に、このシリーズの特徴としてオープン・エンドがあると思うんだけど・・・。
映画でもそうだけど、私はこのオープン・エンドって大好きなんですよ。
ただ今回の終わりについては、あまりにも読み手の解釈に任されすぎて途惑いました;;
天然痘・・・当時の天然痘と言えば、その先にあるのは一つだよね?よりによって小ホレイショも、産まれたばかりの小マリアもだなんて、あまりにも彼には辛いのでは・・・。
結論が書かれていないので、この点は<5>を読むしかなさそうだ。
それにしても、続きを読むのが躊躇われるなんてこのシリーズで初めてだな。(ちなみに次の<5>が一番最初に発表された作品。)
ちなみに今までで一番地味というか、印象の薄い巻ではありました(`д´)=3面白かったけどね。
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