感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2006-05-26 Fri 00:21
「ホーンブロワー 第4話」感想
ホーンブロワー 戦場の恋
●ホーンブロワー 海の勇者(第4話 戦場の恋)/Horatio Hornblower: The Frogs and the Lobsters(原題)
●'99/UK/ITV、A&E Horatio Hornblower series
●キャスト:ヨアン・グリフィズ/ロバート・リンゼイ/サミュエル・ウェスト
●映像・音楽:★★★★
●ストーリー:★★★☆
●総評価:★★★★


順風満帆、インディは今日も海を征く――。
フォア・トプスルにはホーンブロワー海尉とケネディ海尉心得、
メン・トプスルにはマシューズ、スタイルズ、そしてオールドロイド。
海風に髪をなびかせ、ブルターニュの日を頬に受けながら、彼らの顔は光に負けじと輝いていた。
これは、第1部のラストを飾る本作のラストのシーン。
風を存分に受け、はためくメン・マストと大きく膨らんだトプスルと彼らの姿に、思わず涙が出る。
そして思う。
これなんだよな、と。
本にはない、言葉ではない無言の映像と音楽で胸を打たれるこの瞬間。
これが映画の醍醐味であり、これがあるから映画が好きなんだと気付かされた瞬間だった。
これでドラマ版ホーンブロワーシリーズを全部観たことになるけど、とにかく一言・・・
Toast Horatio Hornblower!!!!(゚∀゚)ノ

有能だけどまだ若い士官ホーンブロワーの最後を飾るに相応しい、納得の作品でした。
「戦場の恋」という邦題は、最初「またやらかしたか(-"-;)」と思っていたけど、これがなかなかどうして――少なくとも「カエルとエビ」よりは良かったと思えるから不思議。
(*ちなみにカエルはフランス軍、エビはイギリス陸軍を揶揄した言い方。制服の色がそうだから)
今回の若きホーンブロワー海尉は、敵国フランスの地でフランス人の女性マリエットと恋に落ちる。
そもそも穴だらけの無謀な任務に就くインディ。
加えて「伯爵と呼べ」なエビ少佐エドリントンと、「私欲の塊」なカエル大佐モンクータンの間を取り持てと、さらに無謀で無益な役目を仰せつかる我らがホレイショも憐れなもの(笑)
なんだけど、彼はそこでマリエットに出逢い、この戦場の恋を通して一回り成長するのです(ノд`)゜
シンプソンからどれだけ拷問を受けても、スペイン人の捕虜になっても泣かなかった彼。
その彼が、インディに帰艦し、ペリューと会話する中で、溢れる涙を止めることができなかったのだから、今回の件で彼が受けた痛手がどれほどのものか、想像に難くないよね・・・。

さて、第三話「公爵夫人と悪魔」で海尉となったホーンブロワー。
彼はペリュー艦長が提督と会っている間に、街で士官の軍服を揃えております(笑)
オールウェズ貧乏士官なホレイショの新品の制服、剣、靴を纏った凛々しい姿に、まず思わず涙(笑)つぎはぎだらけの制服ともついにおさらば・・・よかったね、ホレイショ(ノд`)゜
そしてペリューと合流するんだけど、パパは何やら不機嫌なご様子・・・。
恐らくホーンブロワーは、ペリューに真っ先に士官姿を見て欲しかったんだろう。
「ミスタ・ホーンブロワー、早く艦に戻るぞ」の一言でむっつりしたペリューに少々がっかりした様子の彼が愛しい(笑)
(その分はちゃんと副長がフォローしてくれたけどね。ブレイスガードルは良いヤツだvv)
士官集会室に行って、下士官達からもからかわれるホーンブロワーvv
そう言えば、ケネディも無事候補生から海尉心得に昇進してたらしい。
うーん、しっかしピカピカの制服姿のピチピチのホレイショ・・・か~~っこいいYOーー!!!(つД`)・゚・。・゚゚・*
ヨアン・グリフィズは本当にホレイショにハマってるね。この役に出会えて幸せだったろうなあ。

先にも言った通り、今回のインディファティガブル号の任務は無謀もいいトコ。
そもそも、提督とペリュー艦長のみ知る事実として、「敵に作戦を知られているかもしれない」ってのがあるんだから(部下に強行させんなよ、提督さん・・・;;)。
そして回を追う毎にホーンブロワーへの愛情を深めるペリュー。
敵陣での無益な任務に行ったホーンブロワーを心配するあまり、カエルの将軍にまでつっこまれるペリューが激しく愛しいです(´人`)・笑
もうこの人気分はホレイショのパパだよ(笑)そのうち彼を養子にでもすればよい(・∀・)

実はこの話も原作で結構好きな話。
モンクータンの異常な趣味=ギロチンや、退路のない決死の橋の爆破、乗馬の下手くそなホレイショなど、忠実に映像化されてて嬉しかったvv
特に、馬に乗れず、片足をあぶみに掛けたままクルクル回るホレイショには大・爆・笑!!!!
この姿をみたエドリントンの「だから海軍なのか」という皮肉もGOOD。
でもさ、やっぱ橋の爆破の指揮はホーンブロワーにやってほしかった(ノд`)゜
まあ今回の彼は一人の女性を守る事で一杯一杯だったから仕方ないか(・∀・)
そうそう、このマリエット、大好きです!!!
ああう・・・マライアよかよっぽどホレイショに相応しいのにぃぃ(つД`)・゚・。・゚゚・*
ホーンブロワー・シリーズは女性陣(あんまり出てこないが)が魅力的なんよねvv
レディ・バーバラが一番好きだけど、このマリエットも良かったなあ。
彼女を守ると、連れて行くとの約束を果たせなかったホーンブロワーが、爆発する橋の上で慟哭するシーンにはもうヤラれたね☆
まだ逃げ切っていないのに、艦に戻るまで茫然自失しているのも初めてのこと。
いつも冷静であろうと自分を抑えている彼の仮面が崩れた、印象的なシーンでした。
ケネディやエドリントンも、そんな彼に気が気でない。
ああ、ホントに彼はどうしてこうも人を惹き付けるんだろう(´Д)=3(←もちろん私も・笑)

そして今回の、第1部のラストを飾るのは、ペリュー艦長とホーンブロワーの最後の会話。
マリエットを失ったこと、部下や大砲を失ったこと、海軍としての自己の存在意義・・・。
今まで忙しさと懸命さで押し隠してきた感情が、ついに堰を切って溢れてきた。
ずっと見守ってくれていたペリューの前で、淡々と経過を語りながら、弁明することなく、顔を伏せることなく、声を上げることなく、彼はとめどなく涙を流す。

「我々は何です?
 望まれもせず、もたらしたのは破壊と死と敗北だけ」


言ってしまってから謝る彼に、ペリューが言う言葉がいい。

「新品の制服がボロボロだな。士官に見えんぞ」

くぅぅ~~~!!!ペリュー渋い!!!ここで来たか!!ちゃんとそこの点見てくれてたんだね!!!
ようやくホーンブロワーの顔に笑いが戻る。ああ、もうこの艦長と海尉、最高だよチクショウ(ノд`)゜

そしてラスト。
冒頭に書いた通り、彼と彼の部下――ケネディ、マシューズ、スタイルズ、オールドロイドは、トプスルに登り空と海を仰ぐ。
進む道は空と海、果てしなく続くその二つの交わる水平線だけ、これからも。そしてペリューの言う通り、この制服を着た彼は、これから先、常に新しい冒険に巻き込まれていくに違いない。

――どうしてだろう。
何だか、心から彼らが羨ましく思えてしまったのは。
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