感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2007-05-12 Sat 22:57
感情の壊死
この街に、真っ直ぐ縦にナイフを入れてみたい。
切り取ったその断面は一体幾重の層を成しているのか、見てみたいから。
無数のメトロが蟻の巣のように張り巡らされたこの街。
今もまた、副都心線という新しい一本のメトロが、その層に加わろうとしている。
おかげさまで、青梅街道と山手通りという2つの大きな通りが交差する中野坂上の交差点はいつもunder constructionで、継ぎ接ぎだらけのアスファルトの地面に響く小うるさいドリルの音が消えることは、この一年本当になかった。

そう、1年。

東京に来て、今日でちょうど一年が経つ。
2006年の5月12日、私は飛行機に乗ってこの街へやってきた。
親友や同期の仲間、恩師に家族、そして青春アミーゴに見送られて。
この1年は、まるで新幹線に乗っているかのようだった。
今までの人生が鈍行ないし在来線の旅だったとすれば、この1年は新幹線のぞみ号。
余計な駅には止まらず、ただ目的地だけを目指して痛快に走ってくれるのぞみ号。
揺れも少なく、時には快適な眠りを提供してくれ、車内販売もそこそこ充実。
在来線を乗り継げば軽く10時間はかかる道のりを、わずか3時間で運んでくれる優秀な乗り物。
それが新幹線。

でも、1つ、気付くことがある。
それは新幹線を降りて初めて気付くこと。
「何を見たっけ?」
そう、あまりに早いスピードに、四角い窓を過ぎ去る周りの景色をあまり覚えていないんだな。

早かったなあ、この一年。
仕事は我ながらすごいスピードで覚えたと思う。
東京のみならず、近隣県にもかなり足を運んだ。
友達も増えたし、こっちでの同僚もできた。
親友達の近況も聞けたし、結婚も決まった。
それらは新幹線での旅のように、真っ直ぐで、痛快なものだったように思う。
でも今ひとつ、心に残ってないんだなあ。
一生懸命に、自立乃至自律して毎日を生きていくことに精一杯で、何かに感動したり涙したり、笑ったり泣いたり怒りを爆発させたり、そういう生々しい自分がなかった気がする。
こうして、人の感情は壊死していくのだろうか。
もし一生懸命に生きていくことの対価が感情の壊死だとすれば、それは何て皮肉なことなんだろう。
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