感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2007-06-25 Mon 22:54
せめてはアンチヒーローに
全く見ず知らずの他人に、心の底から「ありがとうございました」と言ってもらえることは、一生のうちで一体何回くらいあるのだろう。
と、今日、ふと思った。
何せ、哀しいかな私はヒーローではない。
そしてどう転んでも、孤高のダークヒーローなんてものでは有り得ない。
そんな私が、心から「助けて下さって、ありがとうございました」と言ってもらえる・・・。
正直これは結構、嬉しい。嬉しかった。
というのも、ある債務整理の依頼者とその娘さんの債務整理が完全に終わり(もちろん”終わった”というのはこちらの手続き上のことで、依頼者ご自身にとってはここからこそリスタートなのだけど)、そのお礼の電話がかかってきたからだ。
まだ今ほど世間が詐欺に敏感でなかった頃に貸金業を名乗るシロサギから詐欺に遭い、数年前に離婚、元夫の残した借金と子供の教育・教育費のため借金を重ね、毎月の返済額が膨大でにっちもさっちもいかなくなっていた方だった。
ご本人の意向も十分に汲み、取った手続きは小規模個人再生。
再生委員のところへも同行し、話をする中で、心の底から「この人を助けたい!」と思った人だった。
残念ながら、この債務整理という仕事の依頼者の中には、契約社会に生きる者としてのコトの重大性と自分の行動の責任を全く認識していなかったり、何より危機感がない等々、「この人の債務整理をする必要があるのか?」と思いたくなる人がいる。
酷いものになると、借金塗れ、知人を保証人にまでしていながら、プラダやらヴィトンやら、自分は全身ブランド塗れでやってくる人さえいた。
本来、”借りたものは返す、自分で交わした契約は守る”これが大原則。
その原則を忘れ、マスコミが悪に見立てた貸金業者を悪、自らを被害者として偉そうにやってくるのだから手に負えない。
お前、社会人としての良識と責任感はないのかと言ってやりたくなる。

しかしこの依頼者は本当に「助けたい」と思う方で。
本来、何事にも中立であるべき職業だけど、専門家である前にやはり一人の人間。
ある程度の私情が仕事上の動機に関わるのは仕方のないことだと思う。
その方からの、涙ながらのお礼の言葉・・・。
電話の向こうに彼女の顔が浮かんで、思わずこちらまで涙がでそうだった。
「これから、しっかり頑張っていかれてください。」簡単な励ましの言葉しか言えないけど、身一つ肩書き一つで自分が誰かを救えたことが本当に嬉しかった。
たまに「どうしてこんなコト(仕事)してんだろ」とか、「もう辞めたい」とか思うことも、ある。
それでも続けていられるのは、こういう瞬間があるからなんだろう。
ヒーローとまではいかなくても、誰かにとってのアンチヒーローの一人になれるんだ――私でも。
そう思うことができる、この瞬間が。
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