感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2007-07-05 Thu 22:50
ある詐欺の話
ここのとこ下げに下げまくっていたボロ株が満を持して(?)爆上げ。
主要ボロ株ちゃんは本日レッドチップで第1位の騰落率(13.684%)を叩き出してくれましたパチパチ
とまあ、それはどーでもいい。

さて、今日はある話をしたいと思います。
ある話とはつまりある詐欺の話で、もちろん実名は伏せるけどもノンフィクション。
とは言え例えばマネーロンダリング未公開株・FX取引が絡むとか、整理屋が登場するとか、そういったデカイ話ではないことは、最初にお断りしときます。
なんせ、今のご時世街中に溢れかえっていそうなチンケなシロサギのチンケな詐欺の話。
登場人物はそのシロサギAと被害者B、Bの親友C、弁護士Dと警察官Eの5人。
最後にちょっとしたオチもついてる話なので、最後まで読んで頂ければこれ幸い。
ようやく携帯電話が高校生にまで普及し始めた頃。
まだ携帯はただ通話とメールが専らの使用価値で、今の様に、webサイトを見たり音楽を聴いたり、そういう機能はほとんど使われていなかった時代である。

大学生のBは、大学は違うものの出身地が同じで付き合いの長い親友のCに携帯で話をしていた。
それはあるミュージシャンのライヴに関することで、Bはそのチケットが取れずに嘆いていたのだ。
親友のCは、Bがどれだけそのミュージシャンが好きかを十分に知っていたため、何とかしてやろうと考えた。Cは交友関係が非常に広く、Bだけでなく他の友人にも、チケット等を取ってやることが度々あった人物だった。
さて数日後。
BはCから、「チケットが取れた」との連絡を受け、電話口でその詳細を聞かされる。
「チケットを譲ってくれる人が見つかったよ。枚数は2枚。1枚7000円でいいってよ」と、C。
「マジで?どこで見つけたの?」そうBが聞くと、Cは「携帯のwebサイト。チケットの売買BBSがあってさ」と教えてくれた。
ネットオークションは既に経験済みだったBは、インターネット上にも多数存在するあの類の売買掲示板の携帯版だと理解し(そしてそれは正しい)、相手方の連絡先をCから聞いた。
Cは既にその売り主と何度か連絡を取っており、Bのことも伝えてあるとのこと。
Bは早速連絡をとり(一応、携帯は184を付けて連絡していた)、電話口で売買契約は即時成立。
Bは自分の住所を伝え、相手から振込先を聞いた。
そして売り主からの「発送準備ができた」という連絡を受けて、代金14000円を振り込んだのである。

そして1週間が経つ。
一向にチケットは届かない。それどころか、売り主の携帯に何度電話をかけても出てもらえない。
Bは直感で、これはおかしいと感じていた。
そんな時、Bの携帯が鳴った。
ディスプレイに現れたのは、あの売り主の名前!
Bが慌てて電話に出ると、電話の先には思いも寄らぬ相手が待ち構えていた。
「あー、もしもし?あなた、Bさん?」
「はい、そうですけど・・・」
「私、S警察署のEと申しますが。あなた、Aという男をご存じで?」
「はい」
「どういうご関係?いや、Aの携帯にあなたの着信が残ってたんでね」
「Aさんからチケットを売ってもらったんですけど」
「あ、成る程。それで分かりました。代金、いくら払ったんです?」
「1万4000円です」
「残念だけど、それ、もう返って来ないよ。チケットも来ない。A、こいつ詐欺師なんだよ」
警察の、冷たいともとれる言葉にBが唖然としたのは想像に難くないだろう。
何せBはまだ二十歳になって間もない大学生。
社会経験もなく、もちろん詐欺師になどあったことはなかった。
TVで詐欺の事件を見聞きしても、自分には関係のないことだと高をくくっていた。
自分が詐欺の被害者――Bは惨めに感じたという。
「そうですか。仕方ないですね、浅はかだったんです。もっと注意するべきでしたね」
Bが自嘲気味にそういうと、先ほどまで冷たい態度をとっていたEは態度を一片させる。
「いや、悪いのはあなたじゃないですよ。Aはね、もうこの手の詐欺を長年繰り返していた詐欺の常習犯なんです。被害者はあなただけじゃありません。気を落とさないで」
警察官Eは優しくそう言った後、「実は、Aの弁護士が連絡を取りたいと言っています」と続けた。
「悔悛の情を示すというか、騙し取ったお金を被害者に返した方が罪が軽くなるからね」
そこでBはEに、弁護士に連絡先を伝えていい旨了解し、すぐに弁護士Dから電話があった。
「A氏も反省していて、せめて誠意のしるしに騙し取ったお金は返したいと、そう言っています」
これが弁護士Dの言葉だった。
先にEの言葉を聞いてしまっていたBは、Dの何とも嘘くさい言葉に苦笑しつつも、その「誠意」とやらを受け取ることにした。
後日、現金書留で1万4000円はBの手元に無事、戻ってくることになる。
騙し取られた金銭は戻ってきた。
しかしその空しさたるや、茶封筒から覗く1万と4000円の5枚の札に悔し涙を流したという。

Bは結局、Cにはコトの顛末を話さなかった。
というのも、全くの好意で相手方を紹介してくれた親友Cを責めるわけにはいかなかったからだ。
Cに事実を話すことも、Cに罪悪感を植え付けてしまうような気がして出来なかった。
仕送りとバイト代で細々と生活するBには、たかが1万4000円、されど1万4000円。
何気ない日常、犯罪はすぐ隣に転がっていた。
チンケなシロサギが起こした一連の小さな詐欺事件は、Bの危機感と自己防衛の意識を180°変えたという。今後Bが法律を学んでいったのも、この事件で変わったBの深層心理がどこかで働いていたのかもしれない。

というお話でした。
この具体例で何がいいたかったのか、それはつまり、詐欺はテレビと新聞の中の出来事ではない、ということ。
実はBさんは、最近まで自らが被害者となったこの詐欺事件の存在を忘れていたとのこと。
ただし、そういったもの――およそ契約全般に渡り危機感を持つことは忘れていない。
私の事務所に訪れる多重債務者の中で、最初の借金(きっかけ)は詐欺に遭ったからという率は非常に高い。それは振り込め詐欺だったり、所謂おまとめ詐欺だったりいろいろ。
みなさんもホントに気をつけて下さい。

ところで、何で急に詐欺の話なんか持ち出したかという、最大の論点(笑)
まあもうバレバレだろうけど、クロサギの原作を読んだから(・∀・)
いやあ、これすんげえ最高に面白い!!!!!!
ここ5年以上、NANA以外の漫画を買ったことなかったけど、ついつい買ってしまった
ネカフェで読んだけど、手元に置いておきたい作品なんだよこれは、いろんな意味でね。
ドラマも最高だっただけあって、やっぱ原作おもしれーわ

最後に・・・。
上の話で出てきたBさん。

あれ、私です。
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