感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2008-03-01 Sat 22:39
「映画クロサギ」感想
クロサギ
●映画クロサギ
●'07 / JPN / 126min
●監督:石井康晴 ●脚本:篠崎絵里子
●キャスト:山下智久/堀北真希/加藤浩次/竹中直人/大地真央/哀川翔/山崎努
●映像・音楽:★★★★
●ストーリー:★★★☆
●総評価:★★★★+☆


"Et tu, Brute?"(「ブルータス、お前もか?」)
あまりにも有名なシーザーのこのセリフ。
これが「映画クロサギ」では「まいどあり」と並んで、何度も何度も語られる。
それはそう、何と言っても詐欺は人を欺罔する=信頼を裏切ること・・・。
詐欺師を描くのは裏切り者を描くことに他ならないのだから。
しかし正直、古典文学の、しかもシェイクスピアなんてベッタベタなものをこうも安易に引用してしまうのは、いまいちセンスに欠けるので止めて頂きたかった(苦笑)
まあ、セリフを口にするのがフィクサー・桂木(山崎努)だからそれも様になっているのだけど。

それはともかくとして、鑑賞後、一言。
チクショウやっぱ面白れぇぇぇ!!!!
ドラマ・原作を知らない人でも全然問題ない(*一緒に鑑賞した友人談)けど、出来ればドラマを観てから観て欲しい!!!
というのも、ドラマを観た人間には分かる小ネタがたくさん盛り込まれていて、ファン心をくすぐってくれるのよ。大好きな白石もばっちり登場してくれたし!!
ちゃんと「抱いてセニョリータ」も劇中で流れてくれて、ファンとしてはすごい嬉しかった。
約2時間、目まぐるしくストーリーが展開する痛快なノンストップ詐欺サスペンスといったところ。
ちょくちょく笑いを織り交ぜ、重くなりすぎないよう配慮されているのもGOOD。
人間ドラマ部分としては、クロサギとして生きるが、絶対に越えないと誓った一線を越えてしまった黒崎の苦悩が、今回の要かな。
彼はひたすら苦悩し、悩んでます、今回も。それが似合う、似合う(笑)
いや~、それにしても山下黒崎はホント美しいな!!!!!!(((;゚Д゚)))
美しい人を大画面で堪能できるってのは映画の醍醐味の一つだと思う。
あと、クロサギで銃撃シーンがあるとは思ってなくてビックリ。
詐欺は知能犯だから、原作でも銃が絡むことはめったにないのだけど・・・そっか、フロントか。
どうでもいいけどいかにも映画ならではって感じで、嬉しい驚きってやつでした。
これは普通にリピします(笑)
金融・経済・法律の話が好きな人にはたまらないんじゃないかな。法律系ダークヒーロー好きは観て間違いなし!!(まあ、原作程のスケールはなかったけど。)

ネタバレは厳禁だと思うので、ネタバレありの感想は以下に。
世の中には3種類の詐欺師がいる。
人をだまし、金銭を巻き上げる「シロサギ」。
異性をエサとし、人の心をもてあそぶ「アカサギ」。
そして、シロサギとアカサギだけをエサとする史上最凶の詐欺師がいる。
詐欺師を欺す詐欺師、その名は、「クロサギ」――。


さて、映画のベースになっているのは原作12巻「贈答詐欺」「倒産詐欺」。
実は、現在17巻(もうすぐ18巻が発売)まで発売されている中で、最もお気に入りなのがこの12巻だったりする。
東京の土地だけでアメリカが丸ごと買えてしまうとまで言われたバブルが崩壊し、一転、再生不能言われるまでに破綻した日本経済。そしてその後の平成不況。
1992年のバブル崩壊時、私は小学生だった。
しかも地方中堅都市暮らしで、親はある意味堅実な教師。
そのためか、ちっとも「バブル崩壊」を肌で感じたこともなかったし、「平成不況」なるものを初めて意識したのは大学生になってからだった。
当時のバブル崩壊がどれだけ凄まじいものだったかは、私でさえ、サブプライムローン問題が与えた世界的な株価の大暴落を見て真っ青になったくらいだから、今となっては想像に難くない。
しかしそこは、あの戦後から奇跡的な成長を遂げた日本。
バブル崩壊の痛手も、徐々に回復の兆しは見え始める。
蓋し日本という基本的に勤勉で、労働を美徳とするマジメな社会性(*今となっては崩壊(・∀・))が、それを可能にしたんだろうね。
そしてそこにつけ込んだのが、この「倒産詐欺」(*取り込み詐欺の延長のようなもの)。
取引先を信頼させ、打数の取引先との決済を手形で行い、一気に会社を潰して不渡りにしてしまう。
と何ともまあ、契約社会の風上にも置けないような詐欺だ。
倒産詐欺の恐ろしいところは、被害者が直接の被害者に限られず、波紋のように被害が拡大し被害者が増大していく点にある。
映画中でも言われるように、その会社1社だけで成り立つ企業なんてない。
企業(とりわけ大企業)は他のたくさんの会社と関連し合って生きている。
他者と関わって生きる人間の集合体が企業なのだから、それは当然のこと。
ゆえに1つの会社が倒産すれば、それに関わる他の企業が連鎖してバタバタと倒産するなんて事は、大いにあり得るわけで――。
ましてや、どの企業もどん底から這い上がろうと自転車操業で一生懸命にやっている状況下では、経済が安定している時に比べて、その連鎖はどれだけ酷いものになることか。
これが、原作12巻そしてこの映画の背景。
うーん、やっぱりたまらんわ。

実は映画は、もう少し原作色を強くして欲しかったってのが率直な感想にあって。
原作で、石垣を喰った後に雨の中で語られる黒崎の心中に、
「ガキのころは、どうして親父が突然サラリーマンを辞めて独立開業しようと考えたのかよく分からなかった」
「でも、今ならわかる――あの頃は日本中が不況に喘いでいて親父の会社だってリストラを考えていたはずだ」
「それなら、早期退職で少しでも多くの退職金を得ようと考えるのは、家族がいれば当たり前のこと」

というのがあって、これが本当にズシッときた。
結局、黒崎は、事件の前から、桂木の手の平でマリオネットのように踊らされていたのか、と。
ここが映画ではカットされていて、本当に残念だった・・・。
何せ12巻は別格に面白いと思ってて、それがせっかく映画化してくれたんだから高望みしちゃうのよ。

でも、①原作愛読者②ドラマ信者③山Pファン(とりわけ黒崎山下は無条件で好きだ)という3大贔屓目を抜きにしても、ホントこれは十分面白かったです
まず、映像・音楽がやはり素晴らしい!!!
ドラマでも思ったんだけど、音と映像のコラボ(=映画の醍醐味!!)がすごくセンスが良いんだよね。
オープニングの影絵や蛍光に光るオセロなんて、そのセンスにゾクッ。
オセロは、ドラマの4話の白黒対決の時にも、非常に効果的にさりげなく使われていて、演出の妙にうなったもんです。(ほとんど黒だった盤面が最後の一手でほとんど白に変わってしまう。画面の手前のPCにさりげなく登場)
音楽で言えば、途中「抱いてセニョリータ」が流れた時には会場の空気が変わった(友人談)。
やっぱりクロサギにはこの曲でしょう!!!!!
それから、笑いを織り交ぜながらポンポンとテンポ良くストーリーが進むので、飽きることなく一気にラストまでもっていくストーリテリングもGOOD。
時系列が多少イジってあるものの、下手に奇をてらうこともなく、至ってシンプルなイジり方は詐欺サスペンスという題材を扱うには合っていて◎。
そして一番恐れていた、「お涙頂戴的な人間ドラマを入れられてたらどうしよう?!」も無事、なく(笑)
しっかり詐欺サスペンス・復讐劇の部分がメインの硬派な仕上がりだった。
登場人物、渋いオッサンばっかりだしね(笑)

個別にシーンを挙げれば、
・いきなりの黒崎のドアップ(う、美しい!!!!!
・でも黄色い声援はやめてくれ(黒崎風に・苦笑
・お、自分を売ったシロサギにはきっちり落とし前つけさせたんだね
・新川@杉田かおる最高
・このOPの流れイイね!!短い間に黒崎の人物像と世界観をよく表せてる
・いきなり日本刀を突きつける黒崎(うおぉぉ~~、黒崎カッチョエエ!!
・いきなりきたよ、ジャックの変装!!!!!うっそ、似合ってる~~~~!!!!!(大マジ
・って”ごっこ”かい!!!(爆笑
・谷崎社長めちゃ格好いい・・・てかいるいるこういうIT会社社長!!!(笑
・あ、この前作ったIT会社の社長さんもキンパで21歳だったな・・・
・原作よりイイ変装してんじゃん、山下黒崎
・英語でしゃべる谷崎社長@クロに萌え(うおっ、山P相変わらず発音イイな!!
・てかマネーカード、ショボッ(笑)これじゃバレるって!!
・うわ~、クロサギで銃撃シーンあるとは思わなかった!!!Σ(゚Д゚ )
・そっか、フロント企業だったな
・氷柱はゆかりとの仲、ちゃんと修復できたんだね(よかった
・「あれ、髪切った?」ちゃんと気付いてやる黒崎・・・氷柱ジミに嬉しかっただろうなvv(萌
・↑これは山Pのアドリブらしい。真希ちゃん「リアクションに困った」(笑)だって(カバエエ(´∀`)
・チラシ2枚w
・土足で氷柱家に踏み込む黒崎
・土足に怒るも、家に入って来られてドキドキな氷柱(萌
・しかし点けっぱなしのニュースに釘付けの黒崎・・・
・「俺は人殺しはしない!!」――ドラマで春日に向けられた悲痛な叫びが思い出される(泣
・クロサギとして生きるが、絶対に越えないと決めた一線――殺人はしないという一線を越えてしまった黒崎の苦悩が幕を開ける
・心配そうにその横顔を見つめる氷柱
・さくらさん、人格が違う・・・
・えー、もっと色っぽい絡みしてよ黒崎とさくらママ
・窓の外の雨を見つめる黒崎・・・ヤベエ超カクエエ
・雨の中を彷徨う黒崎
・人の肩にぶつかり地面に倒れ込む黒崎
・雨に濡れたアスファルトに拳を叩きつけ、意味を成さない悲鳴を上げる黒崎・・・ああ(ノд`)゜
・フィクサーVSクロサギ
・観客もいない、脇役もいない、無人のジュリアス・シーザーの舞台で主演を演じる桂木と黒崎。二人の緊張感にゾクッ
・ヤバイ・・・この緊張感ハンパない(((;゚Д゚)))手に変な汗握ってた息苦しかった・・・
・白石キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
・落ち込む黒崎が頼ったのは何と白石
・・・・てか、動物園デート???(((;゚Д゚)))
・白石クレープ喰ってるし!!!(クロにもやれ!!!ヤツは超甘党なんだぞ・笑
・白と黒のメリーゴーランド(二人メリーゴーランドで回る必要あったんですか白石さん?(´∀`)
・クロサギとシロサギがメリーゴーランドでぐるぐる・・・
・このシーン迷シーン認定
・やっぱり白石かっこいいよ~~vv加藤浩次は役者としてえらい格好いいなあ
・ステンドグラスの美しい教会で会う黒崎と早瀬
・この二人が教会でなんて美しすぎて死にそう・・・
・セニョリータキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!!
・すごい、この曲流れただけで劇場がざわめき立つなんて!!!!!(*大マジです
・出た、「鴨南蛮そば」!!!!ネギは足りてるか?!(笑
・コインランドリーに行く黒崎。しかも待ってる間オセロやってる・・・やべえこれ新しい萌えだ(笑
・コインランドリーって日本じゃあまり映画やドラマの舞台にならないよね。好きだなあ
・おおっと、街中で白石に遭遇!!
・え、え、え?!いきなり拉致?!
・ダンボール作りかよ!!!(笑
・この時計の演出は好きだけど、画面ちっちゃいよ、もったいない
・あーね、ダンボールはこういうことか!!!!
・警察相手に宝探しゲームを仕掛ける(もちろん時間稼ぎ)黒崎・・・うーん、格好いい
・「まずは黒崎の身柄確保だ!!!」相変わらずストーカーな神志名警部
・エレベーターに閉じこめられる黒崎
・洋画でよく見るエレベーター脱出劇にニヤリ
・なーるほど、携帯を圏外にしたのはこのためか!!!凄い技術だわ
・テーブル挟んで目の前にいるのに、携帯で会話する石垣と黒崎・・・クール!!!
・この一連の携帯トリックはもしや中高生には分からないのではなかろうか。結構高度なテクニックで萌え
・「吉岡」かい!!!!って、氷柱あんた「吉田で・・・っあ、吉川です!!!」って・・・欺されとる(笑)
・おお、笑顔の黒崎にほっとする氷柱・・・いいなあ、この関係
・桂木の「よくやった」
・御木本の居場所を教えられた黒崎
・空港で御木本を発見。詰め寄る黒崎とそれを見守る桂木

ラストは、いかにも続編を期待させる作りになっていました(´∀`)
うん、パート2でもパート3でも、可能な限り続編やっちゃって下さい。絶対観ます。
別窓 | 映画・ドラマ・俳優 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント
ついにガマンでけず感想を読破してしまった!
途中の日本経済について語るトコわろた(笑)
とりあえず黒と白のまわるまーわるメリゴーランド
シーンは劇場でガン見せねばならない。
劇場でガマンできるカナその迷シーン!!!!(・∀・)
早く黒崎に会いたい…ウズウズ。
てか公開日春生さんと一緒に観たい(コレ!!)
2008-03-04 Tue 20:40 | URL | 真下  [ 内容変更]
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

かしなの笑い↑でしょ(笑
読んじゃった?!!こんな長文(テメエで言うな(´∀`))読んじゃったんだ?!!㌧
真下・・・どれだけ楽しみにしてるの黒鷺(゚A゚;)ゴクリ
白と黒のメリーゴーランドは吹くよ(素)公演中ドリンクは飲むな口の端から垂れるぜセニョリータe-420
つか一緒に観たいよぉぉぉぉぉ。゚(゚´Д`゚)゚。
見終わって一緒に鼻息荒くして語りたいよねスタヲの時みたいに!!!(大迷惑・笑)
最悪一緒に見れなかった場合、例の場所で語り合うしかないよね・・・グスッ
2008-03-04 Tue 21:46 | URL | 春生  [ 内容変更]
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