感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2000-10-13 Fri 21:40
祭夜に浮かぶ満月を望みて
微かに肌を刺す朝日に目を覚ます。
黄色いカーテンから光が漏れてきてはいるものの、小さな部屋の中は、まだとても冷たかった。
それでも、秋の朝を感じさせる風と光が愛しくて、ベッドから出るなりカーテンを開ける。
やっぱり、秋の朝は心地よい。
今日という一日は、とても晴れやかな気分で始まった。

4限目が終わってから、しづかと三条のスタバへ行く。
ここでかねてから欲しかったコーヒープレスを買って、それから帰るつもりで学校へと向かった。
いくら秋とはいえど、自転車で斬る風はとてつもなく鋭く冷たい。
長袖の服も秋風には適わなかったみたい。
学校が見えてきたと同時に、聴こえてきた、太鼓の音――。
「そういえば今日、何か吉田神社でお祭りやってるらしいね?」しづかが言った。
年がら年中あちらこちらでお祭りやってるなあ、さすが京都って感じ。
半ば強引にしづかを誘ってお祭りに参加。階段をひたすら上がって、辺りに人影もない境内へ。
・・・そう、お祭りに参加したかったわけじゃない、ただ、ワタシ達は、月が見たかっただけ。

どのくらい時間が経ったのだろう?
ずっと月を眺めてた。
神々しいまでに輝く、あの満月を。
他愛もない会話を交わしつつ、ずっとずっと眺めてた。
そんな中境内の縁の下から、黒い小さなコオロギがひょっこり姿を現して、しづかはソイツと睨めっこしてた。
しばらくソイツは動かなくなって、ワタシ達はソイツが死んでしまったと勝手に思ったけれど、気が付くと姿を消していた。
ソイツも、月見をしたかったのかもしれないと思うと、邪魔してしまって悪い気がした。ゴメンね。
物音ひとつない静かな月明かりの中でカタルシス。
何でもないことのようだけど、実はとても充実した時間を過ごせた。

ごく普通の空間の中で、小さな「やすらぎ」を見つけた、そんな幸せな一日だった。
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