感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2008-06-28 Sat 19:39
「ダブリンの街角で」感想

●ダブリンの街角で/Once(原題)
●'06/R/Ireland/85 min
●監督:ジョン・カーニー
●キャスト:グレン・ハンサード/マルケタ・イルグロヴァ
●映像・音楽:★★★★
●ストーリー:★★★★
●総評価:★★★★


Take this siking boat and point it home We've still got time
Raise your hopeful voice you have a choice You've made it now
Falling slowly sing your melody I'll sing along


いつまでも頭の中を流れる"Falling Slowly"のメロディ。(*本年度オスカー受賞!!)
ダブリンのアパートメントの一室で、楽しそうにピアノを弾くThe Girlと、ギターを抱え空港に向かうThe Guy――この二人のバックで流れるこの曲の美しさときたら、思わず涙を流さずにはいられなかった。
この映画は、純粋に音楽を愛する監督と主演2人が、音楽という共通点で人と人の繋がりを描ききった切ないラヴストーリーであり、ヒューマンドラマであり、ミュージック映画。
何せ、The Guyを演じるのはTHE FRAMESのフロント(Vo&G)・グレン、The Girlを演じるのはチェコ出身のシンガーソングライターで、おまけにこの監督自身、ザ・フレイムスの元メンバー(B)だったのだから、嘘くささが一切ないのは当然といえば当然か。

恋人に去られ、その傷を癒せないままダブリンの街角で歌うストリートミュージシャンの男。
旦那と別居し、母親と娘と3人で暮らすチェコの移民の女。
その二人が、ある日、ダブリンの街角で出逢い、やがて1つのバンドで一緒に演奏することになる。
男は彼女の歌声とピアノの腕に惹かれ、女は彼の作るメロディに惹かれ。
その二人が今度は、同じくダブリンの街角で3ピースのバンドに出逢い、ベース・ギター・ドラムが加わる。
(バンドってのは、そう、いつの時代もこうしてできてくもんなんだよな・・・
男のデモテを作るためスタジオを借り、セッションを始める5人。
最初はやる気のなかったミキサーも、男の作る歌に驚き、最後はメンバーとなっている様子もぐっとくる。
デモを終えた6人は車で海へ向かう。
夜明け前の――しかもアイルランドの――どんよりした空の下、海辺でハイテンションになってはしゃぐ6人の姿に、何故か涙が流れた(苦笑)ダメだ、こういうシーンはどうしても”何か”を重ねてしまって

全編を通して、セリフより歌でお互いの気持ち・想い・悩みを伝えることが多いこの男女。
見終えてハッっと気付くのは、この主人公2人、一切名前が出てこない――。
二人には呼び合う名前は必要なく、男女間の友情にまとわりつきがちな性的な関わり合いも一切ない。
あるのは、音楽を愛する心と、音楽を通して繋がり合う友情、そして情熱(passion)。
だからこそこんなにも美しく、こんなにも心を打つ。
それだけじゃない。
劇中、登場する人々は本当に自然に歌を歌う。
出逢ったばかりの人々が集まったホームパーティでは、誰も彼もが身の上を歌に乗せて歌っていく。
銀行の融資課長(頭取らしいが・笑)さえ、スーツ姿のまま突然ギターを抱えて歌い出す。そして二人の歌に打たれて、融資を決める。
そのどれもが美しくて、心に響く。
感情や想いを伝える手段に、台詞ではなく音楽を選ぶのだ。
何てアイルランド映画らしいアイルランド映画だろう
アイルランドに音楽は欠かせない。生活の一部と言っていいほど、あの国では音楽が日常に溢れてる。
だから好きだ。大好きだ。憧れてる。恋い焦がれて止まない。

PS.R清、きみにこの映画を強く勧めたい(笑)
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