感情のごみ箱。音楽と映画と小旅行がオアシス。映画の評価は★=1.0、☆=0.5で5つが最高。(+は個人的趣味加算・笑)

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2006-03-18 Sat 21:44
「ブロークバック・マウンテン」感想
ブロークバック・マウンテン
ブロークバック・マウンテン/Brokeback Mountain(原題)
●'05/PG-12/USA/134 min
●監督:アン・リー
●キャスト:ヒース・レジャー/ジェイク・ギレンホール
●映像・音楽:★★★★
●ストーリー:★★★★
●総評価:★★★★


待ちに待っていたBBMがいよいよ本日から(遅!!)公開(*^ー^)人(^∀^*)ノ
ってことで、研修終わったし晴れ晴れしく観に行って来ました~。
しっかし、GG賞採ってオスカーノミネ最多のこの作品の、扱いの悪いこと悪いこと(苦笑)
一回も行ったことのない小さな映画館でしか上映してないもんだから、スクリーン小さいし観にくいし音響良くないし画質悪いしで、ホント泣きそうでした。
(となりのおじいちゃんなんて始まったと同時に寝てたしな(・∀・))

ぶっちゃけ、「クラッシュ」のオスカー受賞より、BBMの受賞の方がアリだと思って
アカデミー賞の前に観ることができたのは「クラッシュ」だけで、ここで書いたように、クラッシュの作品賞でのオスカー受賞はないだろうと思ってんだけど・・・。
うーん、「クラッシュ」の受賞、ちょっと納得(苦笑)

面白かったよ?初めてアン・リー監督の映画を面白いと思ったもん。
ただ、期待が大きすぎたと言うか。
先に観た「プライドと偏見」と「クラッシュ」があまりに素晴らしかったから、脳内ハードルが高くなってたのかもしれない。
「俺たちにはブロークバックしかない!」

終盤でジャック(ジェイク)がイニス(ヒース)に言う台詞がこれ。
過去の記憶からかそれとも生来の性格のせいか、いつまで経っても――それこそ20年という月日が経っても、ジャックへの愛に全てを投げ出せないでいるイニスに、ついに耐えかねたジャックが吐き捨てる言葉です。
この言葉に動揺して泣き崩れるイニス。
それをあやし、謝るジャック。
そうして一応は、いつものように、またいつかの再会を約束して分かれた二人。
そして訪れる、予想外の別れ――。

この流れ。
喧嘩し、愛し合って、離れ、再会し、熱に浮かされ、現実に戻って、別れ、また再会する。
この流れが、20年もの間この二人のカウボーイの間で繰り返される。
BBMは言ってしまえばそれだけの話。
それだけだけど、愛(*あえて愛)し合う者同士に普遍的な流れを、男同士の愛で描いたのはすごいと思う。作り方によってはただのゲイムービーになったり話題性を狙っただけの作品になってもおかしくなかったのに。すっごい綺麗な映画。
しがらみって、捕らわれていない人間から見ると、それに捕らわれてる人間が酷くもどかしく見えると思う。
私自身、私の分からないしがらみに捕らわれてる人を見ると「何で?」と思うし、逆に他人の分からない私自身のしがらみについては、他人から「もっと楽に考えれば?」ってよく言われる。
いつまでも「同性愛者へのリンチの恐怖」「世間の目」「生きていくこと」のしがらみに捕らわれたままのイニスを、ジャックがもどかしく思い、我慢できなくなったのは本当に普遍的であって、残酷。

「俺たちにはブロークバックしかない!」

言い換えれば、「俺たちにはブロークバックがある」ってこと。
イニスは、実はこれを分かっていたのかもしれない。
だからこそ例え長年会えなくても、それを糧にブロークバック以外でも生きていくことができた。
ジャックは、イニスを想うあまり、これが見えなかったのかもしれない。
だからこそ会えない日々を辛く思い、我慢できず、何とかブロークバック以外の場所で乾きを満たそうとした。
どっちが正しいわけじゃなく、どちらの面も誰にでもあること。ただそれを相手に押し付けようとした時、そこに軋轢が生じるのは当然で。
この二人のブロークバックの思い出の捉え方の違いがもしかすると、二人の決定的な別れ――すなわちジャックの死に繋がっているのかもしれない。
うおおぉぉ~、せ、切ねぇぇ~~(つД`)・゚・。・゚゚・*

それからラストの「血の付いたシャツ」について一言。
う~ん、巧い!!!!!(゚∀゚)ノ
まず、前半のイニスのある台詞が妙に気になった人は多かったはず。
そう、初めて過ごしたブロークバックを二人が下りた日、イニスがジャックに「シャツを忘れてきた」と言った、あの台詞。
「ああ、これは絶対後半効いてくるな」と嫌な読みが働いたわけだけども、まさか最後の最後で効いてくるとは思わなかった。そうきたか、と(苦笑)
血の付いたイニスのシャツに自らのシャツ(あの青いのはジャックの・・・だよね?)を重ね、人知れず大切に保管していたジャックの切ない想いが、彼の死後ちゃんとイニスに届けられるわけですよ。
イニスはシャツをブロークバック・マウンテンに置き忘れていたんじゃない。
彼は、ジャックの中にずっと置き忘れていただけだった。
ボロボロの血の付いた、薄汚れたイニスのシャツを、ジャックはどんな気持ちで隠し持ち続けていたんだろう・・・。
2枚重ねられたシャツ――まるで在りし日の二人のようなシャツの姿に、イニスは何を思っただろう。
イニスがそれを持ち帰った後、自らのシャツを逆にジャックのそれにかけたのは、切なすぎて居たたまれなかった(つД`)このへんの細やかな演出はアン・リー監督の手腕だよなあ。繊細な演出をさせたらなかなか右に出る者はいないんじゃないか。
この監督の作品全体の上品さが苦手だけど、こういった細部の一つ一つの細やかさは本当に凄い。

さて、ここからはちょう個人的な感想(笑)
いやあ、ヒース最っっっ高~~!!!!!(゚∀゚)ノ
こりゃあGG&オスカーノミネ当然!!!演技力ある(というか素?)のは分かってたけど、イニスをやれるのは彼しかいなかったね~。
ロック・ユー」や「ブラザーズ・グリム」みたいに、明るい好青年の方がイメージに合うけど、「チョコレート」や「悪霊喰」で魅せてくれた影のある役の方が実は好きだったりします(笑)
特に「チョコレート」のソニー役は、短い登場時間ながら一番印象に残ってたくらいで。
無口で不器用で気が短いけど純粋なイニスの、たまに見せる子供みたいな笑顔。
男らしいけど子供っぽいヒースが笑うと、こんなイニスにもうホントぴったりでvvv
対する、奔放なジャックを演じたジェイクも良かった~~///
強引なのかそうでないのか、積極的なのかそうでないのか、大人なのか子供なのか――そんな複雑なジャックという人物を、これまた見事に演じてた。
イニスを見る目が色っぽくて、こっちがドキドキしちゃったじゃん(笑)

長い間待たされたけど、待ってた甲斐がありました(* ̄m ̄)
ヒースの次回(日本公開)作は「カサノバ」になるのかな?これはラッセ監督だし、このイニスとは真逆な役だし、ちょう楽しみ~( ´ 3`)
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